日本語 女性脳 記憶しない脳の働き方
女性のための認知症(痴呆症)対策の基礎講座・Ⅱ
アニミズムからスピリチュアルへと進行する異常心理の治し方を教えます
女性の脳がつくる認知症
日本人の最大の社会問題は、認知症(痴呆症)です。
このことは、認知症(痴呆症)の予防や改善のための原因を考えるうえで注目しなければならない要件であることを示唆しています。
厚生労働省も「認知症」(痴呆症)の発症は「女性に多い傾向がある」と公表しています。
しかし「原因は分からない」と述べています。
人間理解の方法
なぜ分からないのか?といえば、理由はハッキリしています。「人間」というものをどう捉えるのか?の「捉え方」に欠陥があるからです。
「人間」は、「生理的身体」という物理と「心・精神」といわれる「観念」の二つで成り立っています。
「物理」とは、医療の現場で行なわれている検査で病理症状の原因が目に見えるように分かる対象領域のことです。
「観念」とは、言葉や気持ちや感覚・知覚の総体のことです。人間的意識でつくられている世界です。
「認知症(痴呆症)の原因が分からない」というのは、「観念」といわれる「人間的意識」とはどういうしくみや構造や生成の過程をもつのか?の学的な知性による説明が存在しないからです。
認知症をつくる脳の働き方とは
ポルソナーレは、約40年間の歳月をかけて「カウンセリング・ゼミ」の中で、ゼミ生の皆様との対話を通して「心・精神の病」の起こり方やつくられ方を論理実証で明らかにして公表しつづけてきました。
ポルソナーレだけが演繹の論理実証で特定した「女性だけがつくる認知症(痴呆症)の原因は、脳の言語野(ブローカー言語野)が「短期記憶の言語野」しか働いていないことにあります。女性のこの「短期記憶の言語野」でつくられた言葉を丸呑みして肯定的に享受した男性もまた「認知症」(痴呆症)を生涯にわたって言葉や行動にあらわしつづける心・精神の崩壊の日々を過します。
「記憶できない」とは何か?
認知症(痴呆症)の中核症状は「記憶できないこと」です。「短期記憶」しかできない脳の働き方にともなう「記憶の作為」(作り話)を周辺症状としてあらわします。
分かりやすい典型の病理症状が「モンスタークレーマー」です。
ユーチューブのニュース配信の報道による事例を紹介します。
東京の近郊都市の「パン店」で起きた「クレーマー」の話です。
客の中高年の女性が、パンを二個買い、クレジットカードで代金を支払いました。一個を袋に入れてもらい、一個を店内で食べました。そしてこの女性客は、アルバイトの店員女性に「パンの値段が割り引きされていない」とクレームをつけて、大声で批難しはじめました。女性店員がレシートを確かめると、告知のとおりに割り引きされています。すると、女性客は、「謝罪もせず、ものの言い方が悪い、客をバカにしている」と難癖をつけて、大声でどなりはじめます。アルバイト店員が謝罪すると、言い方に誠意がないと、相手の言葉をさえぎってしゃべらせず、一時間半にわたってノンストップでどなりつづけました。この間、店に、他の客は入れませんでした。この日の一日は、「パン店」は客は全く入らず、営業もパン作りも止まってしまいました。
認知症の異常心理の定義
飲食店に増えている「モンスタークレーマー」についての、ユーチューバーによる解説はこんなふうです。「取るに足らないミスや手違いを取り上げて不当な難癖をつける。あたりはばからず大声でどなり、激昂してエスカレートする。店側の人間を困らせて、楽しんでいる。謝罪するとサディスティックに残忍になる。自分のことを神様でもあるかのように自尊して、プライドが傷ついたと思うと、暴行を加えて殺害に至るケースもある」。
短期記憶のしくみがつくり出す
「短期記憶」とは、短い時間、日数しか記憶することができないという意味ではありません。見たもの、聞いたことが瞬時に記憶の機能から消失するという意味です。「見ているのに、しかし、見ていない。聞いているのに、しかし、聞こえていない」という離人症の心的現象が脳の言語野で起きています。
原因は、日本語(ヤマトコトバ)の言葉が、発声と発音の「音」を言葉にしていることにあります。日本語(ヤマトコトバ)は副交感神経支配の「聴覚」で生成されています。
「明るい」(i)と語尾に「イ」がつけば名詞である。「明るく」(u)と語尾に「ウ」がつくと動詞であるという「品詞の転成」で品詞をつくるので、日本語(ヤマトコトバ)の本質は「発声・発音」の「音」という「動詞だけの言葉である」と定義できます。
動詞の本質を教えます
「動詞」の本質は、「食べる」「飲む」「話す」などの例に見るように「発生」したらすぐに消えます。動作・行為の継続は、「―ている」(食べている)のように接続助詞をつけて「時間の経過」を言い表しています。
「行動の止まり」を防ぐのが反復のリズム表現
「時間の継続」といっても自然時間とは異なるので、「動作の反復」(くりかえしのリズム表現)で自分の動作、行動を擬似的に固定化するという方法で、日本語(ヤマトコトバ)は、対象との関わりを成立させてきました。その好例が「占い」や「占いのコトバ=祈りのコトバ」であったのです。西洋では、スピリチュアル、東洋では「占い」(まじない、うらない)として原始宗教を形成しました。
このことはイギリスの人類学者「エドワード・バーネット・タイラー」や「ジャン・ピアジェ」(スイス)が幼児の発達心理学で説明しています。日本では「折口信夫」が「神がかり」や「呪言」(じゅごん)について説明しています。逆立ちした共同幻想(精神分裂病)をつくったと説明しているのが「柳田国男」の「遠野物語」です。
行動の「くりかえし」(反復)を言葉だけでおこなうのが精神分裂病
この「動作のくりかえしの反復」を「コトバ」だけに限定したのが現代の「占い」(まじない)や「スピリチュアル」です。「行動」のくりかえしではなく、「コトバだけの反復」とは、仕事、日常生活、社会生活の「行動が止まったこと」も契機になります。
「反復のリズム」が強化されるとトランス状態になり、脳のベータ・エンドルフィンから快感ホルモンが分泌します。「安定ホルモン」とも「死の直前の苦痛を消すホルモン」ともいわれています。
社会的な行動が止まれば認知症になる
日常生活の行動秩序が止まり、仕事が幻聴中心のデタラメの色彩をおびると、「丸暗記すらもできない」という「現実からの「離反」が起こります。
このときに、現実を壊してベータ・エンドルフィンの快感ホルモンをむさぼるのが「モンスター・クレーム」という認知症(痴呆症)の異常心理です。
ポルソナーレは、「聴覚」ではなく「視覚」を中心にした日本語の学習にとりくんでいる人に限定して、認知症(痴呆症)の脳の働き方の改善のコーチングをおこなっています。