女性脳を変えれば、あなたの恋愛、結婚、仕事、人間関係が、みるみるうまくいく

日本人女性は、悩み、ストレス、病気を作りやすいのです。40年間のカウンセリングから、脳の働き方と、その働き方を変える方法を解明しました。

日本語 女性脳 相手の話を記憶できない脳の動かし方

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日本の女性は、相手の話した言葉を記憶できないから自分のことを話す脳の変え方とは

 

日本の女性の会話は自分の話を聞いてほしいのが目的。相手の話は聞けない脳の変え方

 

正しい会話の仕方

会話とは、自分が話したことについて相手が話す、ということだ。だから欧米語では、「I」「You」という言い方をする。自分が言ったことには答えないという相手は「三人称」で言い表す。

 

日本人は、初めから「自分だけがしゃべる」という話し方をする。聞いている相手がおもしろがって笑えば、ウケる話し方として「いいね」の好評価がつく。

 

例えば「今日、通勤のとき雨に降られましたよ」と言うと、聞いた相手は「私も、昨年、帰宅の道で雨に降られましたよ」という言い方をする。すると、これを聞いた話し手は、「駅まで走って、着いたときは、びしょびしょでした」と話す。聞き手は、「実は、わたしも、家に着くまでに歩いたのでズブぬれでした」と話す。

 

日本語教師・山下秀雄は『日本のことばとこころ』(講談社)で最も正しい会話の仕方をこう説明する。

「春だというのに、いつまでも寒いですね」。
「ほんとに。4月になっても今日も寒いですわね」。

聞き手は、暖い日がつづく南の地方で暮している。会話は、電話でのやりとりだ。

山下秀雄は、自分の実感や観察は話さないで、相手の話すことに合わせるのが正しい日本語(ヤマトコトバ)の話し方だと説明する。相手の話題は「列車」で、相手の座る座席に隣り合わせに座る。相手が見ている「車窓」という外の光景を一緒に見る。話される内容という時間の流れを共有する。

 

実際の日本の女性の会話は、こうはなっていない。原因と対策を教える。

 

日本語での正しい会話のしかた

会話の話題は、二つの言葉のどれかが目的語になっています。一つは「名詞」「抽象名詞」です。もう一つは「動詞」です。

<<例1>>
「あの本、どうした?」
「読んじゃった」

「どうした?」「読んじゃった」は動詞の言葉です。動詞の言葉が文の終わりにむすびついているので「動詞文」です。これが日本語(ヤマトコトバ)の文の型です。

<<例2>>
「地球は丸い」。
「日本は嶋国だ」。
「あなたの成績は良い」。
「花咲く丘」。
「2掛ける2は4」。
「コロナ新型ウィルスは人から人に飛沫感染するウィルスである」。
 

日本語(ヤマトコトバ)では言葉の終わりが「イ」で終わると形容詞です。(丸い、良い)。言葉の語尾が「ウ」で終わると動詞です。(走る、食べる、など)。

日本語(ヤマトコトバ)が動詞文であるということは、<<例2>>の名詞文の名詞や抽象名詞の言葉は「外扱い」の対象とみなされます。「近づかない」「自分の手は加えない」「放置して成り行きにまかせる」という脳の働き方になるのが名詞の言葉と名詞文です。

 

動詞文の話し方

動詞文とは、文の終わりが動詞の言葉で終わる文のことです。動詞文は「内扱い」がつくる文です。脳の働き方は「短期記憶」です。どんな言葉でも、とくに、「名詞の言葉」と「名詞文」は脳の中で瞬時にパッと消えてしまいます。

日本の女性の脳は、「内扱い」と「短期記憶」の部位が働いています。

だから、山下秀雄(日本語教師)のいうように「ほんとに。4月になっても今日も、寒いですわね」という会話の話し方はできないのです。

 

自分のことしか話さない人の困ったこと

<<相談の事例>>(女性・主婦・45歳。夫は自営業)

 

わたしは結婚して高齢の姑(義母)と同居しています。子どもがいないので、私も外に出て働こうとは思うのですが、心身の不調のために自信がなく、姑と二人の昼間の生活をじっとガマンして過しています。

 

姑は、話し方の口調をきつい言い方をします。怒っているような言い方です。聞いていると責められているように感じて、胸が息苦しくなります。いつも身体のどこかがおかしいのでは?と気になります。心臓が悪いのではないか?脳に疾患があるのではないか、と。夫には、自分の辛い気持ちのことは話せません。わたしの頭の中には、姑の冷たい声が思い浮びつづけています。

 

日本語の動詞文のつくる「内扱い」は敬語体系です。「親愛」→「愛狎(あいこう)」→「軽蔑」→「侮蔑」というように進行します。

 

「家の中」は「内扱いの世界」です。

会話は、「自分が親の位置に立つ」という上位に立つ話し方を基本の型にしています。

 

敬語体系「内扱い」

相談の事例では、自分が姑から冷たい扱いを受けているので、これをガマンして身体の不調が日々、進んでいるという説明の仕方になっています。

日本語の敬語体系についての大野晋の『日本語の文法を考える』(岩波新書)をみると、「内扱い」は外に向かって発揮されないときは、「自分自身」に向かうのです。自分自身を「軽蔑」→「侮蔑」の対象として扱うのです。

 

どういう女性が、相談者の女性と同じように心身の病気になっていくのかというと、「会話の話し方」が、「自分のことを話す人」です。「朝、雨に降られましてね」という話し手の話の「雨」「朝」の名詞の言葉が脳の中でパッと消える女性です。そして、「私も、2年前に朝、雨に降られたんですよ」と自分の行動「動詞」をしゃべり始める人は、生涯にわたって「自分を壊すバッド・イメージ」のドーパミン分泌の快感に依存するようになります。

ポルソナーレは、相手と正しく仲良くする日本語の話し方の通信講座(谷川うさ子王国物語)で個人指導をおこなっています。あなたにもおすすめします。