女性脳を変えれば、あなたの恋愛、結婚、仕事、人間関係が、みるみるうまくいく

日本人女性は、悩み、ストレス、病気を作りやすいのです。40年間のカウンセリングから、脳の働き方と、その働き方を変える方法を解明しました。

日本語 女性脳 学習しても分からない脳を変える良いこと

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不登校は子どもの権利!がトレンドだという。小、中学生の15万人は何が分からないから不登校の脳になるのか?を分かる。

 

うつ病になれば、会社には行けない。仕事にも就けない。不登校も、同じうつ病の脳だから、母親が正しく取り組めば治る!

 

不登校は子どもの権利?

ユーチューバーの「イケハヤ」が、小中学生の不登校は「子どもの権利」と動画で話していた。(6月26日)。

根拠は、文科省不登校を認める通達を出している(2019年)というものだ。「子どもが自主的に、主体的に進路を決めることが大事」「学ぶことを自分で見つけて捉えることが、学校の本来の目的」というのが新しい文部省の教育方針になった、というものだ。

 

ユーチューバーの「イケハヤ」は言う。

「義務教育とは、親が子どもに学ばせる権利のことだ。子どもを学校に通わせなければならない、子どもは、学校で学ぶ権利、義務のことではない」。

 

だが、人間にとっての学的知性の土台の哲学は、「イケハヤ」の主張(当然、文科省の教育方針も)は「誤りである」と説明している。

 

「教育」の定義

「イケハヤ」は「教育」という抽象名詞の言葉の定義を誤っている。教育とは、第一に、その国の文化、文明を継承することだ。第二に「規範、約束、決まり」を「実行せよ」と体験を強制することだ。

 

不登校は、「登社拒否」「引きこもり」「ニート」と同じく、経済社会を含めた共同体の規範と不適合にぶつかり、心的に孤立している病理現象に本質がある。

 

小中学生の不登校児は15万人

ユーチューバーの「イケハヤ」は、「オルタナティヴ教育」(もうひとつの教育)が、流通していると紹介します。「東京シューレ」「シュタイナー」「AIを使ったテクノロジーのアプリから学ぶ」といったものです。「東京シューレ」の主宰する教室では、教科書は無い、教える教師もいない、子どもは何をしてもしなくても「自由」といった「教育スタイル」です。

 

不登校は、子どもの権利だ」という考え方はどこから出て来たものか?というと、もともとは文部省の「国語教育」にあります。「国語審議会」も原因をつくっています。このことは鈴木孝夫がくわしく説明しています。そして、始まりは「明治」にあって、「漢字・漢語を失くす」という国語政策が最大の原因になっています。「漢字・漢語」(音読み)を一定度、残して、(ひらがな)(ヤマトコトバ)と併存させると決まったのは、「昭和」になってからです。このことは、「山口謡司」が「日本語をつくった男」(集英社インターナショナル)でよく説明しています。

 

原因は文部省の国語教育にある

「日本語は、韓国のハングル文字と同じように、ひらがなだけでいい」というのが今も変わらない日本の国語教育の基本になっています。するとどういうことが起こるのでしょうか?

 

あなたへの質問

次の「通」という漢字の使い方は、「意味」から考えてどれが正しいでしょうか?

 
  1. 道が通っている。
  2. 道が通じている。
  3. 気持ちが通る。
  4. 気持ちが通じる。
  5. 音が通る。
  6. 声が通じる。
 

「通る」といえば「出発点から到達点までまっすぐに突き抜けること」の意味です。「通じる」は、伝わりにくい筋道を一直線に進んで到達すること、です。だから「c」は間違いです。「通る」は訓読みです。「通じる」は音読みです。「通る」は、「通じる」のメトニミー(metonymy ・換喩)です。「キツネうどん」「目玉焼き」「タコ焼き」などの換喩と同じ言い換えでつくられています。

だから「音読み」の意味を正しく学習して記憶しなければ「気持ちが通じる」「気持ちが通る」の正否も、書かれている文の説明も「分からない」という不適合にぶつかるのです。

 

日本人は、漢字は読めても意味は分からない

「明治」の初めの文部省は「漢字は読めればいい。意味は後から付いてくる」という教育方針を打ち出しました。これが、現在もつづいています。

 

「メトニミー」(換喩)で訓読みをつくった

「通る」と「通じる」の意味の違いが正しく分からないと、コミュニケーションが「通じる」ための工夫や努力はしません。出来ないのです。子どもが「不登校の状態」になったとき、母親はすぐに気がつきますが、「学校まで通っている道」は説明できても、「学校に通じるかかわり方や考え、行動の仕方」は伝えることができません。日本語(ヤマトコトバ)は「なる」「ある」の言葉が自然成立を意味しているので「自然にこうなったんだ。すると自然に学校に行くまで、手を加えることはできない」と不登校を放置するのです。

 

「なる」「ある」が尊敬語

この日本語(ヤマトコトバ)の特性については大野晋が『日本語の文法を考える』(岩波新書)で説明しています。「なる」「ある」「る」が自然成立を意味する言葉です。

 

もうひとつ重要なことは、「なる」「ある」「る」のヤマトコトバは、敬語体系の尊敬語として用いられていることです。日本人は、自然成立を「尊敬」と考えます。だから、日本の母親は、子どもが不登校になると、これを「尊敬の対象」とみなすのです。「不登校は子どもの権利だ」と業者が広告でアピールすると、母親は、「自分と同じように、自分の子どもを尊敬してくれている」と気持ちが通じ合っている喜びとともに、お金を出すのです。

 

ポルソナーレは、日本語(ヤマトコトバ)の特性をふまえて、不登校の脳の働き方の改善の仕方を教えています。