女性脳を変えれば、あなたの恋愛、結婚、仕事、人間関係が、みるみるうまくいく

日本人女性は、悩み、ストレス、病気を作りやすいのです。40年間のカウンセリングから、脳の働き方と、その働き方を変える方法を解明しました。

日本語 女性脳 認知症の脳と向き合うための愛

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日本の女性のための「認知症」研究。記憶障害とは? 周辺症状とは?

 

認知症(痴呆症)の症状の始まりは、言葉が先か? 行動が先か?

 

認知症は女性が多い

 

認知症とは、痴呆症(ボケ)の言い換えです。厚生労働省の発表では2025年の日本では700万人が発症するとコメントしています。

 

700万人とは、65歳以上の人の認知症の人数です。

 

発表では、女性の認知症の人数が多く、男性に対して「64%」の女性が認知症を発症しています。この女性の多くの認知症アルツハイマー型の症状です。

 

認知症は、高齢者(65歳以上)に多発するといわれていますが、アルツハイマー型の認知症は「40歳代」、「50歳代」から発症していると報告されています。「MCI」(軽度認知症障害)といわれています。現在「400万人」が医療機関から報告されています。若年性認知症といわれています。

 

脳の働きの異常が認知症

 

65歳以上の認知症は、日本人の「5人に1人」(28.7%)とカウントされています。

 

原因は、脳の働きの異変です。

 

アルツハイマー病、脳血管性由来、レビー小体の病変などが、主な原因といわれています。いちばん多いのがアルツハイマー型の痴呆症です。脳細胞にアミロイド・ベータ・タンパクが増えて、左脳の言語障害を中心とした痴呆症の記憶障害と「右脳」の働きによる異常な行動と問題行動を現わすのが特徴です。

 

誰にでも起こる

 

認知症(痴呆症)は、高齢(65歳以上)になれば出現するので、日本が少子高齢社会に移りゆく中では、「防ぎようがない」「とくにアルツハイマー病に有効な薬は無い」「家族だけでは手に負えなくなる。施設に入れて隔離するしかない」「周辺症状の異常な発言や行動には、抗精神薬などを投与して介護する人のストレスを軽減させるしかない」と考えられてきました。そして今もこの対応策が中心になっています。

 

里好一は1999年発刊の『痴呆の基礎知識』(星和書店)で次の主旨のことを書いています。

 

「私は20年間、痴呆症の治療にかかわってきたが、予防と治療については何も変わっていない」。

 

そして、1999年から2021年になった今、やはり「予防」も「改善の策」は何も変わっていません。むしろ、当時の「165万人」が「700万人」へと増えつづけています。

 

厚生労働省は「認知症(痴呆症)は特別な病気ではない。誰にも起こりうる病気だ」と警告しています。

 

痴呆症は精神医学の対象

 

では、そもそも「痴呆症」とは、いつごろから言われた言葉なのか?というと、初めて定義したのは、ドイツの精神医学者「エミール・クレペリン」(1926年)です。「早発性痴呆症」ととらえました。この「早発性痴呆症」を「スキゾフレニア」と言い換えたのが「オイゲン・ブロイラー」(スイス、1939年)です。「スキゾ」とは「分裂」の意味です。「フレニア」は「精神」の意味です。「逃亡」と訳する人もいます。

 

脳の働き方が原因

 

「痴呆症」の由来を考えてみると、原因も根拠も「脳の働き方」であることが分かります。

 

里好一ら日本と世界の医学者は、脳の生理学的な働きに発生の原因と根拠を求めています。

 

だから脳の働き方の側面の「精神活動」「人間的な意識の活動」に「痴呆症」(精神分裂病統合失調症)のリアルな、現実的な実体について語ることができていないのです。

 

認知症の診断の仕方

 

「痴呆症の診断」宮里好一のリポート。(『痴呆の基礎知識』より)

 

相談の事例

 

「私はもの忘れが多いと思っています。私はボケになっているのでしょうか?

 

いつも一緒にゲートボールをしている仲間の一人(女性)が、ボケになって入院しました。この女性は、ゲートボールの日を忘れていました。連絡もしません。

 

私も最近、人の名前を思い出せない、目の前にいる人の名前を忘れて言えない、などがしばしばあります。心配しています」。

 

里好一の回答

 

医師の間では「自分がもの忘れをしていると自覚している人は、痴呆ではない。痴呆症は、自分の体験を忘れることをいうので、忘れたことを知っていれば、痴呆ではない。ボケていない」という言い方がある。

 

しかし、痴呆には進行上の段階がある。事例のようなケースでも、忘れる場面が仕事のことになって、人の名前どころか、生活の中のこと、業務のことに及んで痴呆が本格化したケースもある。

 

58歳の経理部長という人のケースがある。経理の仕事で少しだけもの忘れがあるとして受診を求めてきた男性がいた。やや無表情で、自分のミスをよく覚えていた。

 

「100から7を連続して引くテスト」をおこなった。「100から7を引くと93」、「93から7を引くと86」だ。この「86」を「76」と言い間違えた。

 

ちょっと間違えましたね、と言うと、そうですか、と平然としている。磁石を使いコンピュータ処理で描く「脳画像検査」(磁気共鳴画像・MRI)では、脳脊髄を入れる脳室が空洞だった。

 

私は「100から7を引く逆唱で間違ったこと、そのとき間違いを全く気にしない、他人事のような態度で、アルツハイマー型痴呆を疑った。MRIはこの直観を裏付けた。アルツハイマー型痴呆症だった。彼は8ヵ月後、退社を勧告された。

 

認知症は「ものの考え方」に原因がある

 

ポルソナーレは、約40年間、人間の脳の働き方を考察してきました。前半の20年間は、指示性のカウンセリングを行う現場の経験を、脳の生理学で論理実証をおこないました。

 

後半の20年間は、カウンセリングの一人一人の当事者を集合として扱い「ものの考え方のパターン」「行動のパターン」を脳の働き方の法則として捉えて「メタ言語」を開発するという取り組み方です。

 

里好一のリポートでいうと「100から7を連続して引いていく」(長谷川式簡易知能評価検査)のは「右脳ブローカー言語野・時間性の領域」の「耳で聴いた暗記」と、これを「左脳・ブローカー言語野、時間性の領域・聴覚でコトバを憶えて、話す。副交感神経支配」の働きです。「人の話すコトバを耳で聴いて暗記する」という憶え方で働いています。

 

里好一が「無表情だ」「間違っているのに気にせず、平然としている」のは、「右脳・ウェルニッケ言語野、触知とクローズ・アップの認知を、態度、姿勢、行為に表す」という働き方が日常的に止まっている、停滞している、つまり「モラル」(倫理)の秩序意識が喪失していることを意味しています。

 

里好一は言っていませんが「アルツハイマー型痴呆症」とは「左脳・ブローカー言語野・時間性の領域」が失語症状態で使われていないことによる「廃用萎縮」、血流不足による脳細胞の死滅のことをいいます。

 

人の話を全く受け付けない、自分から求めて会話しない、家の中で中隔核からのドーパミン分泌を快感とすることしか「行動しない」という根拠で起こるのがアルツハイマー認知症です。

 

ポルソナーレは、自分の力で正当に記憶する、「左脳の視覚の認知の言語野」を働かせるために「改訂版・ブルガリア方式」の記憶術をコーチングしています。