女性脳を変えれば、あなたの恋愛、結婚、仕事、人間関係が、みるみるうまくいく

日本人女性は、悩み、ストレス、病気を作りやすいのです。40年間のカウンセリングから、脳の働き方と、その働き方を変える方法を解明しました。

日本語 女性脳 引きこもりに進む脳を変える術

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女性の引きこもり者は54万人。脳を名詞文にシフトすれば治る!

 

日本人の脳は、女性を起点にして引きこもりを必然とする真実!

 

「引きこもり」が起こるのは「引きこもりの脳」が理解できないから

 

NHK・TVが「こもりびと」を企画して日本人の「引きこもり」に焦点を当てている。コロナ新型ウィルスの感染対策で「人と会うのを制限せよ」という自治体の要請がきっかけで女性の引きこもり者が増えたことに注目したという。

 

39歳までの女性だけの引きこもり者は推計54万人、全体では100万人だと推計されている。支援も活発におこなわれている。「会って話を聞け」「引きこもりを許容せよ」「お金を渡して買い物に行かせよ」「目を見て話さなくてもすむように手作業をしながら話せ」などが支援策だという。ネット依存者、ゲーム依存者には「ネットで収入を得るスキルづくりを支援せよ」とも。

 

40年間、現場で指示性のカウンセリングをおこなってきたポルソナーレの「引きこもり者」への原因と対策とはどういうものか?

 

メタ言語」(脳の言葉の生成のしくみ)の観点から説明する。

 

このポルソナーレの説明の言葉が目(耳でも)から脳の中に届く人は最小限の社会参加は可能であると診断していい。

 

日本人の脳の働きの特異性とは

 

「人間は、誰であっても自分が考えたことを実行し、考えないことは実行しない」という法則がある。「経験同一化の法則」という。「実行」とは、職に就くこと、自活して収入を得ること、そのために学歴、学習の場に参加すること、などだ。

 

「考える」と「思う」とは脳の働き方は全く異なるので、「考える」ための脳の働き方を別途、訓練しなければならないのが、とくに日本の女性だ。

 

最大の問題は、「実行の対象」との関わりの能力なのである。

 

「実行の対象」(関わるべき対象)は家の外の現実の中にある。どういう対象であっても、全て「名詞」と「抽象名詞」の言葉(げんみつには言語)でつくられていて、出来ている。ところが日本人は、とくに女性の脳を中心に、言語野は「動詞文」の言語領域しか働いていない。名詞とはなじまない。まるで水と油の言語領域だ。かくして、動詞文なれども「聴覚」だけを頼りに、名詞・抽象名詞のつくる仕事の言葉を「記号」として丸暗記できて、モノマネ、模倣して実行した人だけがかろうじて「引きこもらず」にすんでいる。その差は紙一重だ。

 

日本のほとんどの女性は、引きこもってはいなくても、いつでも「引きこもり」に傾く脳の働き方をしている。

 

ある女性の引きこもりのいきさつと事情

 

引きこもり女性の事例

 

私は、ある大手の民営会社に勤めていました。学歴は商業高卒です。仕事は、書類を仕分ける事務作業です。30名くらいの「課」に所属していました。パートが20名くらいでした。私は、このパートの女性、数人を使役して管理するのがとても嫌でした。嫌味や文句を言うと、仕事にミスを起こすからです。ある日、一人のパート女性がどうしても嫌になりました。すると、私は声が出なくなったのです。話すと、アヒルのガーガー声になりました。

 

産業医の診断で、2週間、1カ月、また2カ月と休職しているうちに3年が経ちました。毎日、社宅の部屋に閉じ込もってテレビを観て、じっと座って生活していました。1年が経った頃、面談で会社に行くと足腰が弱って10メートル歩くのがやっと、という状態になりました。声だって人と話すと「ガーガー声」になります。

 

会社から「社宅扱い」はできないと通知を受けました。家賃が支払えないので、退社して実家にいます。今は、一日、ほとんどベッドの上の生活になりました。

 

高齢の心臓の悪い母親と二人暮しです。

 

二人とも不調で、一日の食事は一回がやっとという生活です。

 

脳の働きの「ハード」と「ソフト」のしくみを教えます

 

メタ言語」(脳の言葉を生成するしくみ)の観点から「引きこもり」を解説します。

 

脳が情報を収集します。視覚は、89%の情報量です。聴覚は7%です。

 

言葉についての情報量は、「視覚」が約40%です。聴覚は30%です。(クリスティーヌ・テンプルによります)。

 

「視覚」の情報内容は「第一の性質」(形、形状、場面、運動)と「第二の性質」(音、光、味、触知)の二つです。哲学者ジョン・ロックによります。

 

日本人は、日本語(ヤマトコトバ)が動詞文なので「聴覚」の「記号性」「伝達性」「説明性」のうち、「記号性」を使って「第二の性質」の「音」を見て、ありとあらゆる言葉を丸暗記しています。「視覚なのに音を見るの?」と思うかもしれません。視覚=交感神経、聴覚=副交感神経というホメオスタシスのしくみによって「第二の性質」の視覚の対象は、「音」と共時します。オノマトペアが好例です。「ギッコンバッタン」「ピカーッ」「クルクル」「音もなくシンシンと降る雪」などが共時の例です。

 

日本語の動詞文とは「聴覚」30%分の言葉しか無いということ

 

日本人は、聴覚30%の範囲での情報量でやりくりしています。「人の話しコトバ」「ネット、メールの説明のコトバ」を耳で聞いて「行動」に現しています。

 

「行動」は、また交感神経の働きによりますが、しかし女性は、この「行動」も副交感神経支配なので、別途、「行動のための言葉」も耳で聞いて記憶しなければなりません。

 

行動は、関係意識がつくります。この関係意識はボールビーのいう「愛着」がつくります。エインズワースのいう「不安定な愛着」(A、B、C、Dの各タイプ)を経験している女性は、「母親に話す、母親がそれを肯定的に聴く」という行動意識が欠落しています。すると、「人の教える行動のための言葉」も「行動の対象の言葉」も、「記号」として記憶できないのです。

 

ネットで見聞きする情報は「愛着の延長にある言葉ではない」ので「動詞の言葉」だけが記憶されて「現実の社会常識の言葉」を壊す材料として「主観」の記憶になるのです。

 

これが女性、および男性の「引きこもりの脳の働き方」です。

 

女性の引きこもりの対策はあるのか?

 

日本の女性(39歳以下)の引きこもり54万人の人は、「第一の性質」の視覚の能力(名詞文)を学習することが解決策です。

 

しかし、不安定な愛着の「心拍の低下」(フィールドによります)はトカゲの脳にリンクしているので、初期の森田療法による「体験の強制」しか有効な解決策はないと思えます。かつての「戸塚ヨットスクール」の自主行動版です。

 

ポルソナーレは、「名詞文を書く」ことの必要を自覚できる人には、「引きこもりの人」へも改善のコーチングをおこなっています。